キウイフルーツ
「食物繊維、カリウム、ビタミンEのほか、葉酸なども豊富で、不足しがちな栄養素をバランスよく含んでいます。生で食するため、調理による栄養素の損失はありません
ほかのフルーツと栄養量を比べてみると、キウイの栄養の高さが分かります。
重量100g当たりの栄養素充足率スコア(17種類の主要栄養素:たんぱく質、食物繊維、カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、亜鉛、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビタミンA、ビタミンE)で見ると、
バナナは「8.1」、
レモンは「5.1」、
りんごは「1.8」である中、
緑色のキウイは「10.6」、
黄色のキウイは「15.1」とダントツの数値です。
ビタミンC含有量では、
レモン果汁100g当たりでは20mgであるのに対し、
緑色のキウイ100gで80mg超、
黄色のキウイ100gでは160mg超と、
ビタミンC含有量はかなり高いです(いずれも「ゼスプリ」ブランドのキウイの数値)。
実験では、便秘症の患者に対してキウイを1日に2個、4週間摂取した経過を見たそうです。食物繊維は一般的に便通に効果があるといわれていますが、食物繊維が豊富なキウイも便秘改善効果があったそう。しかも、「1日わずか2個でいい」という結果になりました。
緑色のキウイにはシステインプロテアーゼの一種である「アクチ二ジン」が100g中300mgと豊富に含まれています。
アクチ二ジンは食肉軟化剤としても使われており、消化促進効果が期待されています。
「グリーンのキウイフルーツはタンパク質の消化を促進することやグリーンおよびゴールドのキウイフルーツは、腸内細菌叢改善効果を持つことが示唆されています」
生理調節機能のうちでも、特に、消化器系機能への働きが検証されています。
Kayoko